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先輩移住者インタビュー

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かみのやまで人の優しさ見つけた
大榎さん
30代
村山市から、結婚を機にかみのやまへ移住し2年目
農業者

地元の村山市で農家を目指していた大榎さんは、ある日かみのやまの農家を紹介されました。そのご縁がきっかけとなり、令和5年に結婚し、現在は夫とともに、いちご農家としての日々を過ごしています。かみのやまでの出産も経験した大榎さんに、移住の感想を聞いてみます。

移住した経緯を理由を教えてください。

もともと私は地域活性化への興味から、地域の産業としての農業に注目していました。そして、いつかは自分も農業をやりたいと思いながら、地元の農家さんの手伝いをするなどして過ごしていました。実家は農家ではありませんでしたが、山と土地を持っていたので、山菜などを収穫していましたし、父はカジカやヤマメの養殖をしていましたので、その環境を使えば自分なりの農業ができるのでは無いかと考えていたのです。しかし、洪水で畑が荒れてしまったり、異常気象で作物が実らなかったりで、本業としての農業に踏み込めずにいました。ちょうどそんな頃に、アルバイト先の企業の社長から、かみのやまで就農したばかりの夫を紹介してくれたのです。夫は当時、婚活をしていて、農業という共通項目があることもあり、私達は結婚を前提にお付き合いをはじめ、2年前からかみのやまに住むことになりました。

かみのやまの印象はどのようなものだったのでしょうか。

村山市の実家は、周りに何も無い場所だったこともあり、それと比べて栄えている街と思いました。スーパーマーケットなど生活に欠かせない施設は車で5分圏内で近いし、個性的な個人店がたくさんある。それでいて自然に恵まれていて、半都会、半田舎という印象を受けました。15年前からかみのやまに住んでいる夫は東京出身。大学進学を機に山形に来たIターン者なので、私よりも生活環境の差を感じていたのかと思いましたが、全く気にも留めていない様子です。農家になっただけあって、都会とか田舎だとかよりも、周りが自然に囲まれていることに満足しているようです。

移住を決める際に大変だったことはありましたか。

この街で住み始めるに当たって、心配事は何もありませんでした。むしろ、夫と一緒に農業をすることが楽しみでしたし、新しい場所での生活にワクワクしていました。実家の山菜も収穫して販売しようと思っていたので、車の往復に時間がかかるかなと思ったくらい。結局は高速が開通したことで、アクセスもよりスムーズになりました。養蜂という新しい事業にも始められたのも嬉しいことでした。そして、夫が長く住んでいることもあり、ご近所との関係もとても良好で、本当に安心しかありませんでした。ただ、結婚して子どもを授かった時にはじめて、心配というか困惑することに気づいたのです。そう、かみのやまには産婦人科がありませんでした。

住み始めて感じたことは。

高齢化が進む中で、人口を考えれば仕方が無いことかも知れませんが、陣痛タクシーなどのサービスも無く、初めての出産を控えていた私は、いざという時、夫がいなかったらどうしようと不安になりました。隣の山形市で無事に出産することができましたが、今度はベビー服が充実している店舗が無いと気づいたのです。「めんごりあ」等、子どもを遊びに連れて行ける施設や広場はあるものの、いざという時の産婦人科が無いこと、新生児用の衣服が手に入りにくいことに限っては、子育て中の私にとって不満のひとつとなっています。

かみのやまの魅力はどんなところにあるのでしょう。

夫が長年住んできた家に、私は村山市から嫁いできました。だからこそかも知れませんが、近所付き合いがとても良好です。皆さんとても優しく穏やかで、暑い日差しの中、子どもをおんぶしながら農作業をしていると、「こっちの日陰さ連れてこい、(子どもを)見ててやっから」と、心配して声をかけてくださることもしばしば。そんな温かな気遣いは街中でも同じで、子育て中の私を気にかけてくれる方が多く、お陰でいつも安心して子どもを育てることができています。何と言うか地域で子育てを応援してくれているような、人と人とのとても大らかな関係性を感じています。だから私にとっては人の優しさこそが、この街の一番の魅力だと思うのです。見ず知らずの街で、こんなに安心して子育てできるなんて、想像すらしていませんでした。

移住を考えている方へ先輩としてアドバイスをいただけますか。

実家の村山市に住んでいる時は、Instagramでいろんな人をフォローしていました。その中にかみのやまに住んでいる人がいて、街での暮らしぶりや仕事ぶりなどを知ることができ、それはいざこの街に住むことになった時の安心感へ繋がりました。もし皆さんが今気になっている地方があれば、Instagramはぴったりの情報収集ツールになるのかも知れません。Facebookなど他のSNSと違って、日常を切り取る場合が多いので、ちょうど良いかと思います。そのお陰で私は、農業者になる夢を叶え、この街での暮らしを楽しんでいるのだと思います。

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