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posted2024.05.01
かみのやまのお母さんたちに会いに行こう
武家屋敷・旧曽我部家裏にある小さな庭園「紫苑庭」が、例年4月下旬に開園します。※2024年は4月27日。
同園内の四阿では、11月までの土・日(お盆時期を除く)に紫苑庭運営委員会のみなさんがお茶などでおもてなし。観光やまち歩きで訪れると、一緒に四季の花々を眺めたり、かつての武士や町人の暮らしに思いをはせたりしながら、かみのやまのひとときを楽しむことができます。
庭の名前に冠している紫苑の花は、まっすぐに背丈ほどまでに伸びて、薄紫色の可憐な花を咲かせます。見ごろとなる9月頃は「紫苑まつり」も催され、かみのやま秋祭りの時期と重なって、にぎやかな声と笑顔が広がります。
この紫苑庭は、2005年に「上山市女性のつどい」の30周年を記念して整備されたもので、地区のみなさんや団体、大学教授など、多くのみなさんの理解と協力があって始まりました。
――まもなく開園20年。
いつも変わらず、紫苑庭運営委員会のみなさんがいつもあたたかく「ようこそ」「おかえり」と迎え入れ、「行ってらっしゃい」と送り出してくれます。細やかな心遣い、絶えない笑顔、お国訛りでの世間話…。
飾らないもてなしで、まるで家に帰ったときのような「ほっ」とする安心感に包みこまれます。
「紫苑庭に行こうかな」
何度もそう思うことができる憩いの場が、これからもここにあります。