Spotlight
posted2024.04.05
湯のまちで磨いた感性と出逢いが織りなす調べ
国内外で活躍するチェリスト・中木健二さん(音楽監督/東京藝術大准教授)による指導とピアニスト・永田美穂さん(上山市出身)の協力のもと、全国から集った10~20代の若き演奏家が市内で演奏活動を繰り広げる「上山音楽祭 "ル・シャトーかみのやま"」。
自然豊かな上山市で技術と感性を磨き、音楽を奏でる喜びを市民と分かち合いながらまちを音楽で包み込もうと、2016年より例年3~4月頃に開催されています。
約10日間にわたる音楽祭の最終日には、集大成となるラストコンサートを開催。演奏家たちの伸びやかで心地よい演奏に、会場から万雷の拍手が送られます。
詰めかけた来場者のなかには、公開レッスンから見学し、演奏家たちの成長を見続けてきた人も。プロとして一回りも二回りも大きくなり、またかみのやまでコンサートを開くために戻ってきてほしいと、あたたかなエールも贈られています。
また、参加した演奏家からは「声援に後押しされ観客のみなさんと一体となった演奏ができたことを嬉しく思いますし、かみのやまで過ごした時間はとても貴重です」という声が寄せられます。
まちに溶け込み、地域との交流を深めながら奏でる美しい調べ――。聴く人に癒しと感動を与え、人と人のつながりをも生みだしていく「音楽」は、かみのやまの魅力を引き出すチカラの一つになっています。