移住の相談・お問合せ
INTERVIEW INTERVIEW

先輩移住者インタビュー

interview03

SHARE !
  • #観光協会
  • #旅行商品造成
  • #地域おこし
  • #Iターン
かみのやまで沢山の友達を見つけた
芹澤さん
40代
東京からかみのやま移住7年目
上山市観光物産協会

東京での旅行会社勤務後、上山市の地域おこし協力隊を次の仕事として選んだ芹澤さん。現在は上山市観光物産協会に在籍し、お客様を旅先へ送る側から、迎える側の仕事に従事。旅行商品の造成や、販売セールス等を行う彼女に、移住の感想を聞いてみる。

ワインのボトルを持つ画像

移住を考えた経緯と、かみのやまを選んだ理由を教えてください。

かみのやまのことは、20年以上前に旅行で来たくらいの知識しか持ち合わせていませんでしたが、旅行好きだったことが、この街に来るきっかけになったのかも知れません。旅行好きが高じて、20代半ばで旅行会社へ転職しました。働いている中で、次のステップに進むために転職を考えるようになりました。そこで目にしたのが「地域おこし協力隊」の制度でした。職場の後輩に牛好きな子がいて、その子に地域おこし協力隊の制度を勧めたところ、あっという間に北海道へ転職(移住)していきました。何だか自分も背中を押されている様な気がして、地域おこし協力隊の受け入れ地域を本格的に探すようになりました。

そんな時に参加した移住フェアの会場にて、たまたま立ち寄った上山市のブースで、“あなたのやりたいことを、やってみませんか”という聞いたことも無い要項で、協力隊の募集が出ていたのです。前々から旅行業で培ったスキルを使い、移住先で旅行者を迎え入れるための土台作りがしたいと考えていましたが、それがこの街でならできるかも知れないとワクワクしました。その後は市役所で面接したり、部屋を探したりしながらも、すんなりとかみのやまへと移住。2017年の4月から上山市の地域おこし協力隊として働き始めました。

談笑している画像

移住を決める際に、大変だったことはありましたか。

私の場合は移住を決める際に大変だったことはありません。ましてや移住したという意識もなく、ただ自分のスキルを活かせる転職ができたと思っていて、感覚的には職場がある街に引っ越したという感じです。むしろ大変だったのは移住後で、“やりたいことを仕事にできる”協力隊員は私の代が初でしたから、誰も、もちろん私も、何をすれば良いか分からなかった。やれる仕事が無い状態が続き、これが3年続くなら辞めて東京に帰ろうとさえ思いました。でも、まずはかみのやまのことを知らなければ何も変わらないと思い、初年度は旅行商品の造成に繋がりそうな地域の情報収集と人脈作りに努め、ひたすら次のステップへ進むための準備をしていました。

ワインの画像

現在の仕事は充実していますか。

地域おこし協力隊の2年目から、出向として上山市観光物産協会で働き始め、任期が終わってからも、そのままこちらで働いています。移住した当初から、上山市と南陽市のワイナリーを巡る「ワインツーリズムやまがた」の立ち上げメンバーとして関わることができました。コロナ禍を挟みましたが、常に旅行業のスキルを活かした仕事をさせていただいています。これまでの私の人生は、人に恵まれている部分が多く、今の職場はもちろんですが、旅行商品の造成や販売や売り込みをする上では、以前の職場の先輩達にアドバイスをいただいたりしています。

かみのやまは、新幹線を降りて、そのまま徒歩でも温泉に行ける街ですが、それってとても恵まれた立地です。旅館があって、蔵王も近くて、味のある飲食店も多く、ここでの当たり前の暮らしがすでに、旅行者が潜在的に求めている非日常と言えます。だからこそこの街の可能性を探して、たくさんのお客様を迎えられるようにしたいです。まずは、手をつけられるところから、地道にやっていこうと思います。

仕事風景の画像

かみのやまの魅力はどんなところにあるのでしょう。

私にとっては、一番はやっぱり人ですね。個性的な方が多くて、それだけでも十分に面白い街です。ちょっと前までは、山形の人は保守的で、外部の人間を受け入れないなどとステレオタイプのように言われていました。実際はそんなことは無く、住んでみたら驚くほど周りの皆さんがすごくウェルカムです。もしかしたら、世代が変わったからなのかも知れないけれど、歳下はもちろん、親世代の方達とも、私は普通に笑いながら一緒にお酒を飲んだりして楽しく過ごしています。東京生まれの私としては、年齢が関係ない友達ができるなんて思いもしなかったので、それが普通にできるこの街に驚いています。地域の方と楽しく会話ができることも、社会的な立場も年齢も関係無く友達になれることも、私にとってかみのやまの大切な魅力のひとつとなっています。

接客の画像

かみのやまへの移住を考えている方へ、先輩としてのアドバイスをいただけますか。

やっぱり私にとっては、移住ってそれほど大袈裟なものでは無くて、引っ越しくらいにしか考えられません。例えるなら、マンションの更新だからと引っ越した先が、たまたまかみのやまだったと言う印象です。移住って単語を見せつけられると、どうしてもハードルが高く感じてしまいます。そのくらいの事かと思えば気が楽ですよ。やりたい仕事があったから引っ越してきて、今私はかみのやまに住んでいます。この先また引っ越すのかどうかは分かりませんが、今のところはここが私の第二の故郷。強いて言うならば交通インフラは都心とは違うので、免許証は持っていた方が良いです。無いと確実に、行動範囲は狭くなります。車は持っているけど、運転が苦手な私は、隣の市に行くので精一杯ですけどね(笑)。

上山市 建設課 エリアマネジメント推進室

〒999-3192山形県上山市河崎一丁目1番10号

Tel:023-672-1111(代)

Fax:023-672-1112

© 2023- 上山市. All rights reserved.