カミダスケ
【上山市の緑という緑を元気にする!】穏やかな気候の9月。自然と果物が豊富な上山市で、SNSで人気の農園や公園の造園に挑戦してみませんか?
このトラベルバイトについて
今回のタイミートラベルの舞台は、山形県の南東部に位置する上山市。
上山市は蔵王連峰の裾野が広がる自然豊かな土地でありつつ、城下町、温泉町、宿場町としての伝統を併せ持つ全国でもめずらしいまちです。
「かみのやま温泉」駅から少し歩くと茅葺屋根の武家屋敷や、天守閣から蔵王連峰を望める「上山城」があり、その周辺には奥羽三楽郷と呼ばれる名湯「かみのやま温泉」の共同浴場(なんと200円〜350円で入浴できます!)や足湯が点在。人気の街歩き観光スポットとなっています。
そんな上山市の名産品といえば、蔵王連峰がもたらす豊かな自然と肥沃な大地で育った多種多様な野菜やフルーツ!中でもさくらんぼやラ・フランス、桃、ぶどうなどは生産量の多さに加えて「フルーツ狩り」の観光資源ともなっています。
今回受け入れてくださるのは、「かみのやま温泉」駅から車で5分、徒歩20分程度の場所に事務所を構える「株式会社 三共造園」。創業60年の長い歴史から培った豊富な実績と、二代目代表の時代を先取りする感性、丁寧な仕事ぶりが官公庁やゼネコン、ハウスメーカーから高い評価を受けている地域を代表する造園会社です。
市内各所の造園工事、土木工事やまちの整備工事、指定文化財の維持管理などを幅広く手がける同社。
その中で今回の参加者には上山市内の「公園整備」をお手伝いしていただきます。
◇主な業務内容◇
上山市内2か所の公園整備補助
①上山市民農園「ヴェンテンガルテン」
春は菜の花、夏はひまわりの花が咲き誇る広大な農園です。SNS映えするフォトスポットとして人気の観光地の一つとなっています。
こちらでは園内の花の植え替え、除草作業、花壇への水やりなどを行います。
②エネルギー回収施設内の公園「こどもふれあい広場」
幼児から小学生まで楽しめる大小様々な遊具が設置されている地域の公園です。歩行型足湯もあり、子どものみならずお年寄りの方からも親しまれています。こちらでは芝刈りや除草作業などを行います。
【ドライバーだった先代の「トラックになんか乗せて帰ろうかなぁ」から始まった造園業】
今でこそ、上山市内の公園や農園、公共施設や商業施設、街路樹や神社仏閣、マンション、個人宅……etc. 造園会社として地域に深く根ざして幅広い工事を手掛ける「三共造園」ですが、その始まりは造園ではなく運送業でした。
時は戦時中。「三共造園」の創業者である現代表のお父様は、上山市に疎開していた機械部品メーカーの製品を埼玉県川口市に運送していたそうです。
せっかくなら復路も何かトラックに乗せて帰ろうということで目についたのが植木でした。
その当時はちょうど終戦を迎えた頃で、国が緑地化と法整備を加速度的に進めていたタイミングも相まって、造園業の必要性と将来性を感じたのが植木を選んだきっかけなのだとか。川口市で購入した植木を上山市で販売するようになり、三共造園が生まれました。
【樹齢800年以上の桜も、大手メーカーのCMも。造園業を通じたまちづくり・まちの活性化に貢献】
緑豊かな上山市は、桜が多いことも特徴の一つ。桜の開花シーズンにはライトアップされる上山城と月岡公園、推定樹齢300年以上で文化財級の大樹になる大勢至のしだれ桜、市内最大級の樹冠を持つ西光寺の桜も圧巻の一言。
そんな上山市の桜にも三共造園は深く関わっています。たとえば、推定樹齢800〜900年にもなる江戸彼岸桜や、市内で一番大きな桜の保存も任されているそう。根を切って接木するなどのいわば「樹木の手術」も行っており、「工事の後は、翌年にちゃんと桜が咲くだろうかと毎回ドキドキします」と話していただきました。
昨年には、シャンプーブランドを展開する大手日用品メーカーのCM撮影にも携わったというから驚きです。
山形県が撮影候補地として手を上げたことで上山市に決定したそう。企業からの要望は、「高原に1本の桜を植えて撮影したい」というもの。地域に前例がなく、難易度の高い役割に白羽の矢が立ったのが三共造園でした。
移植する桜の木を選定し、いよいよ運ぶという段階で道中に渡る橋の耐荷重をオーバーしてしまうことが判明。木が重い分、小さなクレーン車を使用することでなんとか運んだそうです。この時も「なんとしても咲かせないといけない」という使命感でしばらくはご飯も喉を通らなかったとか。無事にきれいに咲いてくれた時にはホッと胸を撫で下ろしたそうです。
完成したCMはとても美しく、うっとりと眺めてしまいます。三共造園さんにタイミートラベルが決まったら、ぜひ社長に詳しく聞いてみてください!
【従業員が末永く働ける環境づくりと地域の雇用創出を目指して】
現社長に、将来の目標をうかがったところ、「ゆくゆくは施設園芸を立ち上げたい」と話していただきました。施設園芸というのは、主にガラス室やビニールハウス内で作物を栽培すること。天候や外気温の影響が少なく安定した生産が見込める農業形態です。
近年ではICTやロボット技術で生産をコントロールする高度な「環境制御装置」の導入が農業の課題解決につながるとして注目されている分野でもあります。会社が採石場を有しているため、その跡地を利用することで土地の心配も要らないとのこと。
それにしても、なぜ造園とはちょっと離れた「施設園芸」なのか。
その答えには、従業員の方が年をとってからも無理なく働ける環境を作りたいという想いがありました。
「たとえば60代までは現場で活躍してもらって、70代以降は身体的負担の少ない施設園芸の中で植物と触れ合いながら、そして美味しい果物を食べながらゆっくり過ごしてもらいたいんです。老人ホームみたいな感じですかね(笑)。ひいては、地域高齢者の雇用創出にもつなげたいなと考えています」。
今回は、そんな三共造園での4日間のタイミートラベル。上山市における9月の最高気温は26℃〜21℃と過ごしやすく、山から吹く爽やかな風を心地よく感じながら造園の作業が行えるのではないでしょうか。
ぜひ三共造園での就業を通して、造園業の魅力と上山市の魅力、そして旬の桃を味わってみませんか。
依頼主 | 株式会社三共造園 |
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業種 | 造園 |
募集期間 | こちらの案件はすでに募集が終了しております。 |
募集人数 | 2人 |
募集内容 | 上山市内の公園の整備業務 (園内の花の植え替え、除草作業、花壇への水やり、芝刈り、除草作業など) |
宿泊場所 | 近隣の宿泊施設をご利用ください。三共造園から徒歩30分に「材木栄屋」がございます。( https://zaimokusakaeya.ytbldg.jp/ ) |
その他 | |
お問い合わせ | 上山市 建設課 エリアマネジメント推進室 〒999-3192山形県上山市河崎一丁目1番10号 Tel:023-672-1111(代) Fax:023-672-1112 |